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Q TRY部ではどんな授業をおこなっているでしょうか?

 

 基本は、計画と振り返りです。生徒が自分自身で目標を考え、1週間どうだったかを振り返ります。

 それを元にして、みんなの前でどんなことをしたかを発表するんです。

 「これ、本当に出来るの?」「どうして達成出来なかったの?」なんて言葉も生徒同士で飛び交ってるんですよ。

Q 計画と振り返り以外にも授業でおこなっていることはありますか?

 

 生徒の目標が達成出来る環境を作ることを大切にしているので、授業は、生徒に沿っておこなっています。

 そのため、具体的なカリキュラムを設定していないんです。

 授業プランは毎回用意しているのですが、生徒の状態を見て、違う授業をおこなうことも多くあります。

 たとえば、「先生が嫌いやから数学きらい」という生徒がいたので、

 『嫌いな先生との付き合いかた』というテーマで話をしました。

 他にも、「なぜ勉強をするのか?」「集中力の付け方」などのテーマで講義をしたり、

 生徒同士で話し合いをする場もつくっています。

Q ほかに特徴的な授業はありますか?

 

 マイプロジェクト発表会というものを1ヶ月に1回おこなっています。

 それぞれの生徒がおこなったチャレンジをプレゼンするんですが、スタッフも自分の取り組みを発表するんです。

 発表は、自身の挑戦であればなんでもオッケー。

 勉強や部活、趣味の話などいろいろなテーマのプレゼンを見ることが出来ます。

 このマイプロジェクトの意図は、挑戦を楽しいものとして捉えて欲しいなと思って始めました。

 努力って、歯を食いしばって必死でやっているイメージがあるじゃないですか?

 でも、楽しくないとどんなことも続かないし、イヤになってしまいます。

 スタッフが発表することも、大人が挑戦している姿を見せたかったから。

 うまくいったことだけじゃなくって、失敗もどんどん見せます。

 大人でも失敗するんだってわかれば、生徒も失敗を怖がらなくなると思うんです。

Q 実際に生徒さんは、どのように変わりましたか?

 

 先生が嫌いで数学が嫌いと言っていた生徒は、講義で伝えたことを参考にすることで、

 「先生のことをなんも思わへんようになった」と言うようになりました。

 マイプロジェクトもはじめは手書きでの発表だったのが、最近はパワーポイントを駆使しながら話すなど、

 発表の仕方も変わってきました。

 なにより、みんなの前で話すときの堂々とした様子は、回を重ねるごとに貫禄が出てきています。

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